<< 伊勢丹のフランス展にちなんで、... がぶ飲みワイン/加藤@東京 >>

jacques genin ジャック・ジュナン-生菓子仕様のチョコレート/角野恵子@パリ

e0174436_0483879.jpg

ゴールデンウイークにパリに来る方へ、そしておいしいものが大好きな方へ、
おすすめしたいアドレスです。
去年12月にオープンしたばかりのジャック・ジュナン。
パリ3区にある、サロン・ド・テを併設したショコラティエです。

ジャック・ジュナンさんはもともと、パリ最高級のホテルやレストラン向けに
チョコレートやキャラメルなどを作る職人さんでした。
ル・クリヨン、ル・ムーリス、
さらには東京のフォーシーズンスといった面々が彼の顧客ときけば、
そのクオリティーは想像していただけると思います。

ビックネームたちとの関係はそのままに、
現在、自身のショップ兼サロン兼アトリエを構えたことで、
さらに納得のいく商品つくりをしているそうです。

そのこだわりは何かというと、
パティスリーもチョコレートも、店で作るものはすべて「生菓子」
というところ。
エクレアやパリブレストといった、フランスの伝統菓子はもちろん、
チョコレートボンボンやキャラメルも生菓子仕様!!
つまり、その日のうちに食べてもらうことを前提に作った、デリケートきわまるできばえなのです。

「どのメゾンもたっぷり砂糖を入れるでしょう。そうすれば長持ちしますから。
でも僕の店では、砂糖は最小限にして、
クオリティーの高い素材そのもののハーモニーを楽しんでもらえるように作っています。
その代わり、売れ残ったパティスリーは、すべて廃棄しなければなりません。」
とは本人の弁ですが、心配ご無用、
どのパティスリーも、作るそばから飛ぶように売れてしまいます。

生菓子として作られたミルクチョコレートは、是非是非味体験していただきたいお味。
ミントやレモンといったフレーバーの材料も、すべて生です。
スパイス類も、ジャック・ジュナンさん自身が選んだものだけを使い、
あらかじめ調合されたスパイスは使いません。
「チョコレート通はブラックチョコを好む」
という神話が、長いこと世間を支配していましたが、
いい素材で丁寧に作ったこだわりのミルクチョコレートを食べれば、
そんな話はどこ吹く風と、はや代わりすることでしょう。

「クリスマスに買ったチョコレートを、何ヶ月も長々と食べる時代ではないでしょう。
今の消費者は、今日食べる分を買って、1週間たったらまた買いに来る、というスタイルですよ。」
これもジュナンさんの言葉です。
だからこそ、フレッシュなものを提供できるのだ、とも。

話は変わって、昨日、メゾン・デュ・ショコラのエグゼクティヴ・ディレクターを勤める
ジル・マルシャルさんに会い、メゾンの新作を見せてもらいました。
「これからは上質のミルクチョコレートの時代が来ると思うけど?」とカマをかけると、
案の定、彼も同感。
「ブラックチョコレートの流行は、板チョコの大企業が作り上げたようなもの。」
と、ジル・マルシャルさんの発言!
「誰だって、子供の頃にミルクチョコレートを食べて、おいしいと思った思い出があるはず。
だから、みんなミルクチョコレートが好きだし、
ミルクチョコレートがブラックチョコレートに劣るという理由はどこにもないよ。」
彼が保障するように、良いミルクチョコレートは、やっぱりおいしいのです!
さらに、「ジャック・ジュナンの仕事は最高だ」と絶賛もしていました。
何をどう混ぜるかが腕の見せ所、なので、
一流品を目指せば目指すほど、デリケートで難しい分野なのでしょう。

現在、おいしい物好きなパリジャンたちの間で、マストアドレスになっているジャック・ジュナン。
要チェックです。

Jacques Genin
133, rue de Turenne
75003 Paris
tel. 01 45 77 29 01
営業時間 11時~21時
無休

*遅い時間まで営業しているうえに、日曜日もあいていますから、旅行者にはありがたいですよね。
[PR]
by societebonne | 2009-04-23 00:55 | パリの最新情報
<< 伊勢丹のフランス展にちなんで、... がぶ飲みワイン/加藤@東京 >>