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2010年初夏、パッサージュ53(サンカントトロワ)/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

美容ネタが続いたので、久しぶりに食の話題。

先週、ゴーミーヨ編集長のパトリシア・アレクサンドルさんを誘って
パッサージュ・サンカントトロワへ行きました。

パトリシアさんも私も、
ここでちゃんと食事するのはこれが初めて。
仕事ではなく、まともな客になるのってやっぱりいいものです。

パッサージュ・サンカントトロワは
シェフのおすすめコース1本で勝負しているお店です。
その日の食材でメニューや皿数が変わる、例のスタイルですね。夜は85ユーロ。

写真は、突き出し(とつい言いたくなる)のプチポワの冷たいクリーム仕立て。
ビーツのタルトレット(かな?)と、サーディンのガレットが添えてあります。

運ばれるどのお皿も、つい「お箸」を出したくなるような美しい盛り付け、彩りで
(こんなこと言ったら佐藤シェフは??かもしれませんが、これが私の感想)、
それに加えて、ふわっと立ち上る香りがまた、たまらないのです。

きゅうりをジュレにしたのなんて、もー、初夏そのもののさわやかさでした!!!!!!!

レストランで食事をして、「幸せだなー」と感じるのは、
普段よく知っている食材の、まったく違った顔を発見する瞬間!にあると思います。(ほかにもあるけど)

ちょっと添えられた蕪も、ひとつ口に含めばぐううううううううっと満足感が染み渡る。
あれは一体なんでしょう。
料理人が真剣に、魂をこめて手を加えたものは、
蕪ひとつでもお腹いっぱいに、心までも満たしてくれる力がある。

うちで私が適当に作るものは、どうしても量が必要だけど(そうしないと満足感が得られないけど)、
そのまったく反対側のアプローチが、この世にはあるんですねー。

パトリシアさんも大感激のディナーで、最後は厨房に上がって、シェフと話しこんでいましたよ。
近々ゴーミーヨ・マガジンに、左藤シェフが登場することになるようです。

今パリで、この金額でこれだけの食材を使ったプロの仕事、プロのサービスがあるのはすごいと思う。
ちなみに、アペリチフのシャンパンも、ジャクソン が1杯7ユーロと
非常にお値打ちでした!!(けち臭い話でごめん、でもこれは破格値だわ。)

が、このお得感も、今のうちです。
きっとこれからもっと発展して、左藤シェフの店は変化してゆくはずだから。

そうそう、嬉しい発見がもうひとつ。
取材のときから「懐石風だなあ」と感じていた私の思いを、フランス美食のプロ、
パトリシアさんが
「日本料理を引き合いに出すべきじゃない。
彼が表現しているのは、とにかく食材への料理なのよ」

とレジュメしてくれたこと。

もはや国境のような線引きは存在しないのでした。

PS.
写真がうまく取れませんでした。e0174436_0184179.jpg
家庭画報の「パリの三つ星級ビストロ」特集号
(2010年5月号だったと思う)の写真は
パーフェクトですので、よろしければ……



Passage 53
53 Passage des Panoramas
75002 Paris
tel. 01 42 33 04 35

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by societebonne | 2010-06-29 00:38 | フランスのレストラン・カフェ
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