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Club des Croqueurs de Chocolat/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

夏休み明けの9月は、いろいろな催しが目白押しです。
9月27日(月)、Club des Croqueurs de Chocolat クラブ・デ・クロックール・ドゥ・ショコラ(チョコレートファンのチョコクラブ←意訳)のお集まりに初参加しました。
チョコレート事情に詳しい日本の皆さんの中には、すでにこのCCC(と日本では略されている?)
についてご存知の方もいらっしゃることと思います。

年に5回開催されるCCCのチョコレート試食会。
今回はブルターニュ地方のショコラティエ4名が、パリのクラブにデビュー!しました。

場所は、シャンゼリゼ大通りのルノートル  ↑。

Le Pavillon Elysée Lenôtre
10 avenue des Champs Elysées - 75008 PARIS
N° tél : +331 42 65 85 10

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会長のジャック・ぺシ さん。(フレンドリーな方でしたが、この写真はいまひとつで申しわけない)
高名なジャーナリストにして作家、テレビ・ラジオのシナリオ・監督も手がける……と、
今ウィキペディアで調べた情報です。あしからず。

会場にはラ・メゾン・デュ・ショコラのロベール・ランクスさん、ピエール・エルメさん等の
顔も見られ、もちろんご挨拶。

↓ 私のテーブルです。 パンと水、皿、ナイフフォーク。
今回自身のチョコレートを発表するショコラティエ、
ティエリー・アフナウイさん(白いシャツ姿)と同席です。
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各ショコラティエのボンボンが、3種類ずつテーブルに運ばれます。
トップバッターはフランソワーズ・ロベール(Françoise Robert)さん。
女性ショコラティエらしい繊細なお味でしたが、仕上げがやや雑。
また風味、コク、もやや物足りないような……

が、会場での評価は高く、ジュリー・アンドリユーさん(有名な料理ジャーナリスト)が
アドレスを聞くなど積極的な反応を見せました。
フィリップ・コンスタンさん(彼も根強い人気のショコラティエですよね)もポジティブなコメントを寄せています ↓。
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↑ 奥のマイクを持っている方がコンスタンさんです。
そして手前の日本人男性が、アンリ・ルルー社長の石井さん。
(こんなにエレガントな日本人男性にお会いしたのは初めてです)

そのアンリ・ルルーからは、この3品。
上から、塩バターキャラメル、そば粉、プラリネ(シリアル感のあるちょっと変わったもの)。
まず、仕上がりの精密さがすばらしいですよね。
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当然会場からの評価も上々!
日本資本のブルターニュショコラティエということで、
つい先日銀座にサロンをオープンしたばかりのジャン=ポール・エヴァンさん ↓ にコメントが求められました。
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会場のエルメさんと「僕は日本に9軒ショップがあるよ」など、
しばし日本におけるフランスショコラ事情が報告されました。

今回おそらく一番評価が高かったであろう、
↓ ヴァンサン・ゲルレ(Vincent Guerlais)さんのチョコレート。
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チュアオ、オリジン、ミルク・ノワゼットの3種類。
今回試食したすべてのチョコレートに共通ですが、とにかくガナッシュが繊細で
「うすい」とすら感じるものもあったほどです。
ビターなインパクトは、いまどきではないのですね。チュアオですもんね。

ブラボー!がやまず、ついにラ・メゾン・デュ・ショコラの創業者&フランスショコラティエ界のゴッド、
ロベール・ランクスさんにコメントが求められました。
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マイクを持っているのがゲルレさん、中央の薄毛のかた(失礼!!)がランクスさんです。

「このチョコレートはすばらしいね、ほとんど私のチョコレートのようだよ」

と、巨匠のお言葉でした。
(……この押しの強さ、家庭画報のパリのショコラ特集取材を思い出します……よね、Tさん!)

↓ さあ、同席したティエリー・アフナウイ(Thierry Hafnaui)さんのチョコレートが運ばれてきました。
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↓ 左から千一夜物語、塩バターキャラメルのハート、ティータイム。
千一夜物語は、一口かじると「ええっ!??」となります。
なな、なんと、青いクーベルチュールの下にはカレー風味のパートダマンドが仕込まれ、
台の部分はセサミ入りのチョコレート、という
ずいぶんチャレンジをした1品なのです。
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甘いチョコレートに、カレー……
一瞬びっくりしますが、セサミのおかげで全体のバランスが調和を保っていました。

「これはアペリチフにおすすめなの?」と、会場から質問が。
「もちろんアペリチフに。でもほかのチョコレートと同じように、
あらゆるシーンで楽しんでもらいたいです」とアフナウイさん。
ティータイムの仕上がりから、かなり腕のいいショコラティエであることが想像できました。

最後は皆が大好き、ラ・メゾン・デュ・ショコラの新作2品のお披露目です。
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クリエイティヴディレクターのジル・マルシャルさん ↑ ですね。

新作は、カップに入ったムース・オ・ショコラ。
そして、メゾン創業者ロベール・ランクスさんの代表作サルヴァドールを、ブラッシュアップしたものです。
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「このムース・オ・ショコラは僕のおばあちゃんから母、そして僕へと伝わった、我が家の伝統レシピです」
とジル・マルシャルさん。
実際に店頭に並ぶときには、フランス家庭の伝統にのっとったプレゼン(大きなサラダボウル入り!!)
になるそうです。

ムース・オ・ショコラといえば、サラダボウルに作るもの。
そしてその大きなサラダボウルをどん!とテーブルの中央において、家族みんなで分けるもの……

「取り分けるガトー」これもこのところフランスで流行中だと、
私はずーっとチェックしていましたよ!
第一、この「大サラダボウルのムース・オ・ショコラ」、先日ダロワイヨで見たもの!!!!!!
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肝心のお味は、やっぱりさっすがジル・マルシャル。
コクがあるのに軽く、風味豊かなのにくどくない。舌触りも上品なムースでした!

卵白と卵黄は同量?と、本人に聞きたかったのですが、風のように大急ぎで会場を去ったマルシャルさん。
なんでもつい先ほど日本から戻ったばかり、とのことで、
相変わらず忙しそうでした。

そのかわり、エヴァンさんには聞きましたよ。
牡蠣のショコラショーは銀座のサロンにも登場する?と。

「Non non、いきなりはむり。まずはパリでの反応を見てからね」

とのお返事でした。

この日の試食会のレポートは、CCCのHPで紹介されます。
また、CCCのチョコレートガイドブックが出るそうです。
2010年10月20日発売の週刊誌Expressに、別冊として付いてくるそう。
手帳にメモしなくては。
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by societebonne | 2010-10-02 15:59 | パリの最新情報
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