東京のかとう殿、 5月31日(火)、ボンベイサファイアの250年目のアニヴァーサリーを祝う お集まりに出席しました。 場所は、セーヌ川左岸のレストラン『ラペルーズ』。 シタディーヌ・サンジェルマンの、すぐ隣です。 扉を開くと、そこは映画『ミッドナイト・イン・パリス』の世界! 今回初めて知ったのですが、『ラペルーズ』は1766年に建設された邸宅。 後にレストランとなり、1933年から38年間三ツ星に輝いたという、華々しい歴史があるのだそうです。 1850年頃には、パリの文学者たちの社交場となり、ジョルジュ・サンド、エミール・ゾラ、ヴィクトール・ユーゴーらが ここに集ったとか。 しかし何より驚くべきは、かのエスコフィエが料理長を務めていたという事実!! ボンベイサファイアのおかげで、ここを知ることができ、感激です。 ベルエポックさながらの室内を尋ねてゆくと、 小さな部屋がそれぞれ違った趣で飾り付けられてありました。 ボンベイサファイアゆかりの大陸を旅する、という趣向。 たとえばこちらの部屋は、「アジア」です。 シナニッケイとréglise de chine(甘草)が、アジアからもたらされた…… と 入り口の小さなパネルに説明があります。 インドのサリーをまとった女性に、ブルーのリボンを手首に巻いてもらい、 お香をもって奥へ。 お香を、黄金のブッダにお供えします。 ほかに、オセアニアの部屋と、アフリカの部屋がありました。 大英帝国の栄華を想い、しばし空想の旅に出てしまいましたよ。 『ラペルーズ』という歴史ある空間だからこそ、大英帝国の栄華がよみがえったのだと思います。 壁には『ラペルーズ』ゆかりの劇作家や、作家、俳優たちの写真が飾られ、 トイレもこんなにすてきー! さてさて、狭い階段を上って、バーのある会場へ急ぎましょう。 この日は、3つのカクテルをいただける予定でしたが、 きゅうりをつかった1杯は、バクテリア騒動ためはぶかれてしまい…… 残念。 会場にブルーの差し色が効いています。 ボンベイサファイアカラー。 バーももちろんブルー。 最初の1杯、「ボンベイ・コスタブランカ」。 ボンベイサファイア レモンジュース ライム レモン オレンジ (バーマン談) これをトニックウオーターで割る。 さわやかで、夏にぴったりの1杯でした。 2杯目は250周年記念カクテル、その名も「250イヤーズボンベイサファイア」! ボンベイサファイア クランベリージュース べネディクティン ローズマリーの汁 (バーマン談) バカルディ・マルティニグランプリで優勝した、女性バーマン オレリーパヌルーさんのクリエーション。 こってりと濃厚で、アフターディナーのイメージかな。 (それに結構甘め) バースペースは大盛況です。 3種類のカクテルに合わせた3種類のフィンガーフードも、用意されていましたヨ。 ソワレにはDJがかかせませぬ!! ユニオンジャックを背負って、ひゅーひゅー!(?) 窓の外に目を向ければ、セーヌ川を行くバトームーシュ。 これが素敵でないわけがないよね。 バー会場下階のフロア、各テーブルには、ボンベイサファイアと その原料となる10種類のスパイスが、陳列されていました。 250年間まったく変わらない製造法とレシピ。 ヴィクトリア女王の肖像をあしらったラベル。 英国の栄華を思わせます。 日本でも同じようなアニバーサリーイベントがあるのでしょうか。 今年はロイヤルウエディングもあったし…… ボンベイサファイアにとっては、喜ばしい偶然ですよね。 さてと、帰りますか。 『ラぺルーズ』1階の内装は、船室をイメージしています。 いやー、素敵な空間でした。 歴史、そして文化…… こういうものを見せ付けられると、つくづく、 「食」と「ライフスタイル」はひとつだ!と、実感します。 ちなみに『ラペルーズ』現シェフは、エリック・フレションの下で10年間働いたという、若い人物。 これから新時代を築くことができるか? 目指せ、三ツ星!(なのだそうですよ、HPによると) HPがまた素敵なので、下のリンク、ご覧くださいませ。 Lapérouse 51, quai des Grands Augustins 75006 Paris Tel: +33 (0)1 43 26 68 04
by societebonne
| 2011-06-07 19:48
| ワイン・酒・チーズ・スイーツ
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