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ファーマーズ・マーケット/加藤@東京

パリの、すみの様

往復書簡とは名ばかりの状態のブログになってきた……。

というわけで、ひさしぶりにカトウからの投稿です。
このブログの原点ともいうべきマルシェネタ。

日本でもあちこちでマルシェ(らしきもの)が立つようになってきてますが、
いちばん、おしゃれなのは、国連大学前で行われるこれ→ではないかしら?
と言いつつ、ついこの間、初体験。

東京・青山の国連大学前の敷地に、
食材&そのまま食べられる屋台ごはんなどのスタンドがたくさん並びます~。
「都市生活者と農家さんを繋げ、『農・食・買い物そして日々の生活について再考する場』」を目指しているとのこと。
すばらしい理念ですよね~。

というわけで、そのマルシェの様子です↓。
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かごが、ずらりと並ぶ様子ってなざか気持ちが盛り上がりますね~。

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花、トマト……。フランスのマルシェと同じ雰囲気?
(この記事のトマトと比べると量が違いますが)
トマトは、クール・ドゥ・ブフもありますね!

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薪窯をつんだ、ピザスタンド(移動車ですね)もありました。

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↑のような感じで、その場で食べられるものも多く、
簡易ベンチもあるので、ランチがてらやってくる人も多そうです。
さすがに、青山という土地柄、食材を抱えて帰るのはちょっと遠い……と思う人も楽しめます。

以下、私が気にいったもの。
↓ は、大久保農園の清見ピール。
オレンジピールや、マーマレードなかんきつ系の皮を使ってつくるものは大好きでよく買うのですが、
これ、絶品!
清見(オレンジというか、みかんというか、交配ものですね)で作ったものですが、
すがすがしいさわやかな酸味、ほどよい苦み、かなり好きですね~。
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そして、これ↑が、陸前高田の、ふっとい切り干し大根!
かなり太さがあるので、戻して煮ても食感が残り、ほどよい歯ごたえのある煮ものができました。
戻し汁までおいしくて、だしがわりに使える香り&味わいでした。

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そして、絶品、塩トマト ↑ 。
いっしょにでかけた、我らが重信初江先生が箱1個の大人買い。
某トマト専門店なら5000円するらしいのですが、2000円でした!
おすそ分けしてもらいましたが、味が濃い~。

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で、こちら↑が、すみのの故郷、山梨から来ていたとうもろこし。

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当日の朝にとったものを並べているとのことで、
生で食べると本当に甘い! 

というわけで、ファーマーズ・マーケット楽しいっす。

むかごをキーワードに、日本の農業漁業林業を応援する枝元なほみさんが率いる、
チームむかごのスタンドも出てますよ。

今は、被災地の人が作っている「ニコまるクッキー」(枝元さんプロデュース)も、ここで買えます。
おいしい、かわいい、思わず笑顔になるクッキー(→参照)なので、
被災者支援も兼ねて、おひとついかが?
もともとは、チームむかごで被災者に送るために作られていたのですが、
今は、被災者たちが自ら作り、販売しています。

今週末(今日から)は、『暮らし始まる、暮らし市』も開催されるようです。
サルビアや、LOTA PRODUCTと、つぼをついた出店ですね。
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by societebonne | 2011-06-30 15:59 | マルシェ

シュケット、砂糖はみっちり!/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

coruhaのへそのLukesさんが、ちょっと前にシュケットについて書いていました。
手作りだって!すごいよね。

で、「トッピングの砂糖の分量は、本場フランスではどうなのだろう?」とのことだったので、
近所のブーランジュリー(パン屋)で撮影 ↑ いたしましたー。

私の記憶では、もっとみっちり、ふんだんに砂糖だらけ
だと思っていたのだけど、実際は結構ふつうだったよ。

いいよね、シュケット。
軽くて、ぱふっ&さくさくして、麻衣子のお気に入りの朝食です。 → 
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by societebonne | 2011-06-29 23:57 | ワイン・酒・チーズ・スイーツ

マンダリン・オリエンタル・パリ、ついにオープン /角野恵子@パリ

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2011年6月28日(火)、
パリ1区のサントノレ通りに、マンダリン・オリエンタル・パリがオープンしました。
パリ1区区長、ティエリー・マークスシェフらがテープカットを行った
オープニングセレモニーの様子です。

グループにとっては、初のフランス進出。
これをパリ中心の1区、しかもファッションストリートとして知られる
サントノレ通りに実現することができ、関係者一同感無量の面持ちでした。

続きはまた次回。
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by societebonne | 2011-06-29 14:38 | パリの最新情報

Salon MASSATO パリのヘアサロン/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

先週金曜日は、髪を切りにゆきました。
サロンMASSATOです。

MASSATOさんのサロンは、現在パリに3軒あって、
私はシャンゼリゼそばのロベール・エチエンヌ店へ通っています。
ELLE à Paris 取材のために、2007年に敷居をまたいだのが最初。
以来まったく浮気せず、MASSATOさん一本ですよ。

1997年、日本からパリへ引っ越してからというもの、
美容院にはずーっと苦労しっぱなしでした。
満足できるところがないのです。
高い店、安い店、近所の店、遠い店、日本人経営の店、中華街の店、いろいろ試したのだが。

MASSATOさんのことは、こちらの雑誌で知っていたものの、
有名女優御用達なので、私には別世界すぎました。
でも行ってみて本当によかった。

MASSATOさんにカットしてもらうと、200ユーロ。
清水の舞台から飛び降りたわけですが、
長持ちするのでかえってお値打ち。
最近はロングなので、下手すると年2,3回しか、カットに行きません。
こまめにサロンに通わずにすむので、時間の節約にもなるし、
シャンプーがヘッドマッサージ並みに気持ちいいしで、
総合的に考えると、経済的な私も大いに納得なのです。
それになにがいいって、毎回大満足して美容院を出られるのがいい!
以前は、毎回不安・不満でいっぱいだったから。

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今回の写真は、最初にカットに行った2007年に撮影したものです。
私が早めに到着したら、MASSATOさんは男性客の髪をカットしているところでした。
あとで聞くと、その男性客はフランソワ・ピノーだったとのこと。
やー、びっくり。

以下、パリのサロンMASSATO全3軒です。
曜日が太字のところで、MASSATOさんがつかまります。

ロベール・エチエンヌ店
5, rue Robert Etienne
75008 Paris
tel. 01 56 59 01 01

10時~18時半(・土)
12時~18時半(水)
11時~21時(木)

リーヴゴーシュ店
21, rue Tournon
75006 Paris
tel. 01 56 24 03 03

9時半~18時半(火・金・土)
11時~18時半(水)
9時半~20時(

プランタン店
Printemps Haussmann
(モード館2階)
64, bd. Haussmann
75009 Paris

9時半~20時(月・火・・金)
9時半~22時(木)


パリで変身!って、夢だったよなー。
六本木ヒルズとルミネ大宮にも、サロンがありますヨ。 → 
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by societebonne | 2011-06-27 14:59 | パリジャン・パリジェンヌ

armagnacその他、小瓶入り。/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

Single de Samalens

シングル・ドゥ・サマランス


というアルマニャックをいただきました。
8、12、15年ものが、それぞれ50ml入りの小瓶(というのかね)に入っています。
時間が作る味わいの違いを、飲み比べてみよう!
と、ある日の午後、パソコンをしいしい封をあけたのですが、
違いは感じるものの、時間が経てばたつほど複雑さが増す、とか、
より味わい深くなる、とかいうわけでもなくて
「これは猫に小判だ」
と悟った私でした……

ところでこのタイプの小瓶、最近よく出回っているのです。
最初に始めたのはLA MAISON DU WHISKY(ラ・メゾン・デュ・ウイスキー)だったと思うのだけど、
ついこの間は同じ容器に入った
ラングドック=ルシヨンのグランクリュシリーズなんてのを見ました。
その名も「ア・グラスオブワイン」。たしかにー!!

このスタイルの小瓶入りアルコールは、チェーンの酒屋Nicolas(ニコラ)の店頭などでも目にします。
はやっているのかね。
ちょっと「遠い目」だけど、自分で作るカクテルでも、同じ小瓶が使われていましたよ。
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by societebonne | 2011-06-25 14:04 | ワイン・酒・チーズ・スイーツ

プティ・ポワのアペリティフに挑戦/加藤@東京

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一昨年に、パリのすみのが、プティ・ポワ(グリーンピース)を生のまま食べ、
アペリティフにしていると書いてました →

私も試そうと思ったのですが、去年はすっかり忘れており、
今年、初チャレンジ!

豆ごはんを作るつもりで、殻をむきはじめたところで思い出したので、そのまま、口へ!
う~ん、微妙……。
青い豆のおいしさは感じるものの、えぐさが勝ってしまって、3~4個くらいで断念。
ちと、無理がありました。
すみのも書いてますが、たぶん、本当にフレッシュな状況でないとおいしくないんだと思います。

朝、収穫してその日にマルシェに並べる、そんなスタンドに出合ってこその贅沢な食べ方かも。
今度は、初夏に、パリで「うちごはん」をして、試してみたいな。
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by societebonne | 2011-06-24 13:55 | 日本で楽しむフランス

フランスのカフェ、砂糖事情。 /角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

ボーっとしていたら、夏至を過ぎていました。
日が長い季節は、カフェでのおしゃべりに花を咲かせる人々が、ぐっと増えるよね。

そして最近気になっていること。

パリのカフェでの「グラニュー糖普及率」が、著しく伸びている
と思いません?

フランスでは、コーヒーに入れる砂糖は、必ず角砂糖。
これ、一般家庭でもそうです。

日本では、いただき物の角砂糖がなかなか消費できませんでしたが、
こちらではまず、朝のコーヒーに欠かせません。
紅茶でも、ココアでも、テーブルで砂糖を使うときには、絶対に角砂糖なのですよ。

それがこのところ、外でエスプレッソ(カフェインなし)を注文すると、
スティック状の袋に入ったグラニュー糖を、もってこられることが多い。

なんだか味気ないのですよー、これが。
角砂糖のほうが、飲み物が確実においしくなると思う。
フランスに引っ越してすぐの頃、そういっていたフランス人を見て
「なんて迷信深いやつらだ」と、心の中で笑っていた私。
今では私も、迷信のとりこ? ううーむ。


*写真は、サンミッシェルの噴水そばのカフェです。
ボンベイサファイア250周年アニバーサリーパーティの後に、寄りました。
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by societebonne | 2011-06-23 03:19 | フランスのレストラン・カフェ

マルティーヌ・カミリエリさん、夏のテーブルアレンジ/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

大変そうだけど、大丈夫かえ?

フロマージュ・ドゥ・フランスの、『フランスからのフロマージュ便り』が更新されました。→  

今回はホームパーティの様子をお伝えしています。
 ↑ のテーブルも登場しますよ!
マルティーヌ・カミリエリさん宅です。

夏!ってことで(多分ね)、アフリカンなテーブルアレンジになっていました。
彼女の暮らしは工夫がいっぱい。
しかも身近なものを使っているから、とても親しみがもてます。 (詳しくは ↑ 『フロマージュ便り』を)
「素敵な暮らしは、お金よりもセンス」と、教えてくれる。
センスというか、心がけ、かなあ。
「自分の人生を楽しもう!」という。

2006年、ソシエテ・ボンヌは、
マルティーヌさんの家を取材しています、ねーっemoticon-0152-heart.gif
オレンジページのインテリア雑誌、『オレンジページ・インテリア』に掲載。

その後、マルティーヌは家の半分を売って、残りの半分を大々的にリフォームしたのですよ。
リフォーム後の住まいの様子は、雑誌『ジョルニ』 の、6号で紹介しました。

結構何度も遊びに行っているけれど、↓ のランプがともされた様子は、
この時、はじめてみました。
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マルティーヌの初期作品です。

中古の壊れたランプ + 捨てるはずのままごと道具
= キュートなシャンデリア!


になってしまうのだから、マルティーヌはやっぱり天才だ!

彼女の著書のいくつかは、日本語にも翻訳されています。
マルティーヌのテーブルコーディネート
マルティーヌのおもちゃインテリア


ホームページはこちらです → Martine Camillieri


***

おまけ

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マルティーヌのキッチンで見かけたこのワイン。

おおーっ!!
やっぱり暮らし上手は、これよこれ!
この本 →  でも、紹介したよね!!!(つーか表紙がモロにこれだわ)
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by societebonne | 2011-06-22 14:54 | インテリア・暮らし

『アルページュ』シェフ、アラン・パッサールのマンガ!/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

初夏というか、梅雨まっ只中の東京でしょうか。

パリのマルシェは、春~初夏の味覚が
もうそろそろ終わりかな、といったところです。
グリーンピースを生で食べたり、ソラマメを真っ黒に焼いて食べたり、
「今やっておかないと!!」とばかりに、せっせと旬を堪能していた数週間前のこと。

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軽く焼いたソラマメをおやつにしていると、
なんともいいものが届いたのですよ!!

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EN CUISINE AVEC ALAIN PASSARD

「アラン・パッサールとともにキッチンへ」というタイトルのBD(ベデ←フランス流マンガ)。
一人の漫画家がパッサールの料理と出会い、彼の厨房や菜園で見たことを
ともにシェアできる内容です。
パッサールのユーモアあふれる奇才ぶり(「そうそう!そのとおり!!」)も、
漫画家本人がアルページュの料理で体験した「トリップ」状態も、
ほんとうに共感です。

それにしても、パッサールという人は変わっていますよ。
ほかのスターシェフのようにレシピ本を出すのではなく、
子供向けのレシピ絵本を出したり、自分のコラージュを基にした料理の本を出したり→

ほかの人と同じことをする、ということに、まったく興味がないのでしょうね。
ちなみにこのBDの中でも、シェフはさらさらとレシピをそらんじています。
ちょっとしたテクニックや、コツなども。
マンガで読むって、新鮮だとおもいました。(麻衣子も読んでた)
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by societebonne | 2011-06-20 22:23 | 本・ホームページ・音楽・映像

パリからヴェニスへ! ② 夜行列車の旅 /角野恵子@パリ

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3連休を利用した、パリからのヴェニス旅行

飛行機なら片道約1時間40分、175ユーロ(往復料金)~、
夜行列車だと片道13時間、60ユーロ(6人部屋の寝台車)~、
と、手もとのガイドブックにあります。

飛行機は手っ取り早いけれど、でも
列車の旅のメリットは、「空港まで移動する必要がない」こと。
パリ市内から列車に乗って、ヴェニスのサンタルチア駅まで直行できる。

それに、
金曜日の夜、列車に乗ってしまえば、
翌朝にはヴェニスに到着している

と考えると、時間の節約にもなります。
短い週末旅行にはもってこい!
さらに、金曜夜のホテル代も節約できるし。

というわけで、土・日・月の3連休ヴェニスの旅の出発に、私は夜行列車を選びました。
料金は大人1人、子供2人(12歳、11歳)で、合計295ユーロ。
帰りはeasyJetという格安エアラインを利用し、721,97ユーロです。

パリ→ヴェニス夜行列車の旅程は、以下のとおり。

Paris-Bercy (> Dijon > Dôle) > Milano > Brescia > Verona Porta Nuova > Vicenza > Padova > Venezia Mestre > Venezia S.L.

パリ・ヴェルシー駅 20時33分発。
ベネチア・サンタルチア駅到着 翌9時43分


電車の中で一晩寝て
目を覚ませば、水の都、ヴェニスに到着しているわけですemoticon-0152-heart.gif

が、パリ・べルシー駅にきてみると(1時間も前に……)
スイスのトンネルで火災があり、イタリアから到着するはずの車両が遅れ、
私たちの出発も1時間遅れる、とのアナウンス。

「イタリアの列車はひどく遅れる」という悪評を、いろんなところで目にしていましたが(今でもかい!)、
さっそくのおでまし。
「じゃ、9時半につくのが、10時半になるのね」と、強いて気楽に構えた私が甘かった、なんて
このときは知る由もありませんでしたよ。

とにかく、到着した車両に乗り込みます。
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どやどや。 アメリカ人の修学旅行グループの面々も、同じ車両に乗り込んできます。

「これは夜、うるさそうだなー」
という心配は、的中しました。

でもご覧のとおり、おじいさんも乗り込むし、
また小さな子供連れもいるしで、いろーんな人たちが夜行列車を利用するのだなあ、と。

私たちのコンパートメントの扉。(イタリア語表記ですねえ)
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これで自分の寝台を確認します。
ちなみに、3段ベッドの一番上が、盗難も少なく(昔得た情報)、天井スペースも広めで人気のようですが、
私が予約をしたときには、最上段はもういっぱいでした。

さらに加えると、ヴェニス行きの夜行列車には、
1人部屋や3人部屋もあります。
もちろん私も3人部屋を狙いましたが、これは、かなり早い時点での予約が必要のようでした。
ビエンナーレ開催中の週末、というのも、影響したのかもしれません。

私たちのコンパートメントは、若いカップルと同席です。
なんと、ヴェネズエラからいらしたとのこと。 すでにポルトガルとスペインを、列車で周ってきたのだそうです。
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出発が1時間遅れたので、はやくも子供たちはあきあき。
マンガとゲームを持っていてよかった。
(ついでに、サンドイッチやお菓子、水も、準備していてよかったー!!)

電車が動き出し、しばらくしてから
座席の背を倒してベッドをセット。(もちろん客が自力で)

車掌さんが、毛布とシーツを配ってくれます。 枕もありました。 なかなか快適。
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途中、車掌さんが、チケットとパスポートを集めに来ました。
真夜中に国境を越えるので、パスポートコントロールを車掌さんが代行してくれる
仕組みなのだそうです。

「明日の朝、起こしにきますから」
と、若くて美形の車掌さん。(フランス語、英語、イタリア語を話しましたが、スイス人だった気がする)

寝台の上で、
「こんど、友達と一緒にやりたいよ」と、子供たちは楽しげ。
ながーく横になれるので、飛行機のエコノミークラスに比べれば天国です。
この日はすんなり寝付き、「目が覚めればヴェニスね」と、あくまでも気楽な私でした。

夜中に何度か電車が止まり、「ここはディジョンか?」などと思っていましたが……

明るくなっても、そしてかなり日が高くなっても、誰も起こしに来ません。
しかも、電車は止まったまま。 廊下から、コーヒーと紅茶を売るワゴンの音が聞こえてきます。
イタリア語?
ここはどこー?
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Modaneという駅、山の上に城壁が見えます。

ベネズエラの彼が駅員さんと長話をし、得た情報によると、
「この列車には lot of problem がある。
彼らもどうしたらいいか、何時につくのか、わかっていない。
でもヴェニスに到着するよう、努力してくれる」

ということ。 
なんだか心もとないわ……

上の写真は車内から撮影したので、暗いですが
外はこのとおりの快晴。
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「土曜日は晴れのち曇り、日曜日は曇り時々雨」が、この週末の天気予報。
天気のいい土曜日に、一日列車の中だなんて。 あんまりだわ。

(しかし今も思うのですが、この駅で降りてゆく人たちは?? 一体何なのでしょう)

続いて、トリノに到着。
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ユーロスターです。
イタリアにユーロスターがあったのね。

そして広がる田園風景。 水田です!!
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北イタリアはリゾット、南はパスタ、と聞いたことがあります。
水田はずーっと続きました。

家々にはバルコニーがあり、
そのバルコニーに国旗を掲げているところが多かったです。 もちろんイタリアの。
洗濯物もよく見ます。
あと、バルコニーを覆う、外のカーテンのようなものも。
屋根は赤く…… やっぱりイタリア。 フランスとは違うのですねえ。

ノヴァラという駅。 野バラ。(ごめん)
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そしてミラノ!
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ようやくミラノだよー!!

ホームの自販機には、あっという間に人だかり。
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勇気のある人は、駅構内の店まで、ピザや飲み物を買いに行っていました。

でも、列車の停車時間が何分間か、駅員にもわからない状態。
私には、そんな冒険はできませんでした。
(しかし毎回、ながながと停留するんだ、これが)
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たしかこの時点で、すでに午後1時をまわっていたはず。
みんな空腹です。
だって、夕飯はサンドイッチだし、朝ごはんも食べていないのだから。
もちろん夜行列車には食堂車がありますが、この遅延のせいで
食べ物も飲み物も、とっくに売切れていましたよ。

車両から一歩も出ず、ひたすらゲームをする子供たち。
頭の上に、ベネズエラの彼の足がぶらり。
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ミラノに到着する前に、私は年配の車掌さんに質問したのです。
「ミラノに着いたらこの列車を降りて、ユーロスターに乗り換えたほうが
早くヴェニスにつけるのではないか?」と。

その車掌さんは、電話でどこかに問い合わせをして、
私のコンパートメントまで情報を伝えに来てくれました。

「ミラノからヴェニスまでは、2駅しか止まらない。
ユーロスターは速度は早いけれど、別のルートを通り、何駅も停車する。
だからこの列車に乗っていたほうが、やはくベニスにつける」

なんかへん。 そんなことあるか? とギモンでしたが、
もーいいや、と腹をくくって、同じ列車で旅を続けましたよ。

でも、ミラノを出てから停車すること、約5回。 もっとかな?
最初のうちは、停車するたびに駅名を撮影しよう!とがんばっていましたが、
もうやめました。

途中、水とジュース、ウエハースが配られました。
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なんとか飢えをしのぎ、「食費が浮いたと考えることにしよう」と切ない努力をし。

気づけば海を渡っています。
いよいよヴェネチア・サンタルチア駅に到着ですよーーーーーーーーーっ!!!!!
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感動、というよりも、感覚が麻痺してしまった感じ。 (珍しく頭痛もあって……)

でもとにかく到着しました。
午後6時。
長かった…… それに疲れた。 腹減った。
 
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列車を降りたら、「ヴァポレット」という船のバスに乗らねばなりません。
ホテルに行かねば。


ホームをそのまま直進し、駅の正面口を出ると、この景色! わーお!
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駅前広場の向こうは、道路ではなく、水です!!
やー、ヴェニスって、本当に、道が水(運河)なのねー。


右を見ると、こんな感じ。
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左を見ると、こんな感じです。
橋の上には、結構な数の人(観光客)。
ビエンナーレの影響も、あるのでしょうね。
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黄色い線のあるプレハブのようなものが、ヴァポレット乗り場 ↑ です。
運河に浮いています。
ここからヴァポレットに乗り、リアルト橋で降り、サンマルコ広場方面へ歩くと
予約をしたホテルがある。はず。

「夜行列車で交通費を節約する分、ホテルは贅沢をしようと決めてよかった。」
そう思いつつたどり着いたホテルは、ものすごーくラグジュアリー!ではありませんでしたよ。
ヴェネチア価格ですね。

以上、パリからヴェニスへ、夜行列車の旅でしたー。

***

本来ならば、パリ・ベルシー駅を出発後、ディジョン、ドール(ジュラ)に停車、
スイスを越えてイタリアに入り、ミラノからヴェニスへ、というコースのところを……
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トンネルの火災があったスイスを迂回し、トリノからイタリアに入った、ということのようです。

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今調べて、やっとわかりました。
昔は地図と時刻表を持って旅行をしたものですが、今は現地のガイドブックと往復のチケットだけ。
これでは予期せぬ事態がおきたとき、うまく対応できません。
あ、でも、Iphonとかで、スムーズに対応できるのか。

私のパリ→ヴェニス寝台列車の旅は、悲惨な結果となりましたが、
本来ならば中間のいろいろはすっ飛ばして、
パリで列車に乗り、ヴェニスに到着した写真だけで済んだはずです。(って結構リスキーみたいだけど)
ご興味のある方は列車artesiaのサイトをご覧ください。

また、オリエント・エクスプレスを利用すると、とーってもラグジュアリーなムードの中で
ヴェニスに到着できるようです。


結論:
また同じ目にあうのはまっぴらだけど、
今の時代とは思えない旅行気分を味わえました。
また、車窓の風景が変わってゆくのを眺めるのは、よいものです。
言葉も徐々に変わります。
そういう感覚は、飛行機では味わえないですね。
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by societebonne | 2011-06-17 00:32 | 近況&その他