フランスのものはなんでも手に入ると思えるほど、
日本にはいろいろなおいしいものが輸入されている。
チーズも、もちろん、フランス産のおいしいものが入っているけれど、
フランスとの値段差を考えると、
チーズこそ、パリで「うちごはん」にふさわしい食材だと思う。
それは、さておき、このチーズは日本産。
松本のはずれで、牛と羊を育て、その乳を移動させずに、
その場でチーズ作りをしている、
清水牧場のもの。
ていねいに作られていることを感じさせるチーズ。
鼻に、ミルクの香りが抜け、甘みもある。
とくに、8か月熟成のバッカス(手前側)は、うまみもしっかりあって、
塩味も、強すぎず、弱すぎず。
すご=く、好きなタイプのチーズ。
夏の間は、山の牧場に牛や羊を放牧するそうだ。
日本で、放牧!ってことがびっくり!、
そうやって育つ牛や羊はストレスがなく、おいしいミルクをはぐくむと聞く。
だからこそ、ヨーロッパから運ばれてくるチーズに負けない、
いいチーズが、清水牧場で生まれるのだろう。
5月末には、この山の牧場で、牛たちがのんびり、
草を食んでる姿が見られるそうだ。
このとき(5月頭)は、まだ山に雪が残っているということで、
残念ながら、放牧の姿は見られなかった。
でも、みんなゆったり暮らしてる感じ。
今年は30頭も生まれたという羊たちも、とってもキュート。
そして、6月には、羊ミルクのチーズが販売されるそうだ。
羊のは、まだ食べたことがないので、
だれかの家に集まる時にでも、取り寄せてみたいな。
(ね、hatsueさん!)