
何の変哲もなさそうな、このびん。
ポ・リヨネと呼ばれるものです。
普通のワインボトルとの大きな違いは、
底が分厚く、容量が460ccと少ない、という2点。
普通は1本750ccですよね。
すでに16世紀には、「ポ」と呼ばれるびんが存在していたそうです。
が、容量がまちまちで、人々の不満を買うことが多かったとか。
それを1843年、460cc(ハーフパイント)に決め、現代に続いているのだそうです。

リヨンには、ブション・リヨネと呼ばれるリヨン流ワインバーがたくさんあって、
そこではこのポが大活躍しているのだそうです……だそうです、ってさっきから!
でも、私はリヨンで外食する機会がない!!夫の実家や友達宅へ行きますから……

そう、わが夫はリヨン出身。
私が引っ越してきたばかりの頃、パリのワインバーのテーブルに、水差しとして使われているこのびんを見つけ
「あ!ポ・リヨネだ!」
と、これらの話をしてくれました。
この底の分厚さのおかげで、テーブルががたがた動いても、びんは倒れないですむ、などなど……
パリのワインショップでポ入りのボジョレーを見つけたときは、大喜びで買いましたよ。
このびんが貴重だ!と。
そのときのびん、今もちゃんと残っています。(ときどき花瓶、ときどき水差し)