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カフェ・フーケ&ホテル・フーケッツ・バリエールに、新パティシエ登場です。/角野恵子@パリ

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東京のかとう殿、

パリは連日、30度を超える暑さです。
7月にこんなに暑いなんて、もう何年も体験していなかった気分。
今日など、冷房のないRERに乗ったらば(そんな公共交通機関が今も存在するのがパリ!)
むしぶろそのものでした。

そんなときは、冷たいデザートが嬉しいですよね!
先週のことですが、ホテル・フーケッツ・バリエール のプレス説明会に参加した後、
この4月に新しく就任になったパティシエ、クロード・デュクロゼさんを紹介されました。
美食の街、リヨンのご出身です。(多分まだ30代半ば)

そして3つのデザートをよばれました。
まずは季節のイチゴから。 写真↑
ラヴェンダーの香りがさわやかで、なんとコンフィしたオリーブとあえてあります。
このオリーブ・コンフィが以外にも濃密ではなく、生アーモンドのような感触で
面白いワンポイントになっていました。 +ジャスミンのジュレ!

種類の違うイチゴを取り混ぜた(フレーズ・ドゥ・ボワ=森のイチゴも!)贅沢な一皿、
何よりも感心したのはホテル特製のアイスクリームです。
フランスの既製品のアイスは、外に出しっぱなしにしておいても完全に溶けることがなく
恐ろしくて食べる気がしません。
が、ここのアイスクリームはスプーンですくう先からどんどん溶けてゆくデリケートさ。
本当に、今日の分だけ作ってすぐサーブする新鮮さなんだ、と感じました。
せっかくアイスクリームを食べるなら、ぜひともこういうアイスクリームを食べたいものです。

次の一皿は、遊び心あふれるその名も「モヒート」!!
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カクテルのモヒートを、これまたシャーベットに仕上げています。
ミントとライムをたっぷり使ったカクテルそのままに、
このシャーベットがまた、刺激的なまですがすがしさ!
ちょっと強すぎ?ということで、もう少し果汁を抑えて試作してみるそうです。
でも、コーンの中に隠された上質なレモンクリームと一緒にいただくと
いかにもデザートといった完成度。
周りにちりばめたジュレもよかったな。ミントそのものでした。
見た目の華やかさもいいですよね。

それにしてもフランス人って、モヒート好きですよね!
アンジェリーナでは、コワントローを使ったカクテルパティスリーが登場したようだし、
カクテル⇔パティスリーが、これからくるかしら??

最後は、もー、言葉もないほど完璧なチョコレートのデザートです。
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ごくごく薄ーく仕上げたサブレ(1ミリもないくらい。アーモンドパウダーのみ)を中央に、
全体はとろけるガナッシュ、その上に一番高価なナッツといわれるフェーヴ・ドゥ・トンカの
アイスクリームを添えています……
フェーヴ・ドゥ・トンカは、しばしば高級チョコレートに使われていますよね。
でもそれそのものを真剣に味わったことは、今までなかったのかもしれません。
このアイスクリームを食べて、「これがフェーヴ・ドゥ・トンカの味なのか」と思いましたから。
プラリネのような、シナモンのような、なんとも魅力的なお味でした。

ところで、かとうには何度か、
「私が一番好きなマカロンは、フーケッツ・バリエールの マカロン・ミルフィーユ
と聞かせていましたが、そのマカロン・ミルフィーユの生みの親
ジャン=リュックさんは現在、NYでパティスリーを開いているはずなのです。
パリからいなくなってしまうのね!と残念でしたが、これから出会ってゆく
クロードさんのクリエーションに、期待が膨らむのでした!!

Fouquet's
99, avenue des Champs-ElyséesParis
75008 Paris

オフィシャルHP

Hôtel Fouquet’s Barrière
46, avenue George V
75008 Paris

オフィシャルHP
by societebonne | 2010-07-03 05:16 | ワイン・酒・チーズ・スイーツ
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