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ジャン=ポール・エヴァンの2010年クリスマスコレクション/角野恵子@パリ

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9月6日(月)、かの有名なショコラティエ、ジャン=ポール・エヴァンさん ↑ の
新製品&クリスマス商品お披露目会へ行きました。
場所はサントノレ店2階にオープンした『ショコラバー』。
もともとサロン・ド・テがありましたが、その入り口にカウンターを設け
各種ショコラショーをサーヴするという新コンセプトです。
(サロン・ド・テスペースも健在です)

カウンターの上には、ノエル2010コレクションが勢ぞろい。
カラフルなクリスマスボール、これ、もちろんチョコレートでできていて、
箱まですべてチョコレートです!!
(6個入り112ユーロ)
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箱のてっぺんにはメゾンのロゴが。
シックです。
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2010年ビュッシュ・ドゥ・ノエル(薪を模したクリスマスケーキ)は3種類。
3人の小人がかわいらしいこちらは
Envie secrète(アンヴィ・スクレット、6~8人分58ユーロ)。
3つビュッシュのなかでは一番オーソドックスなタイプで、純チョコレートのケーキです。
上質なチョコレートムースは深みがありながらも軽く、
プラリネのしゃりっとしたテクスチャーと交じり合い、口の中は幸せいっぱい……
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このビロードのような表面、美しいですよね。それに食欲をそそる!!

そして、後ろに見える木目の箱もチョコレートでできているので、全部食べることができます。
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羽のついたこちらは
Envie de voler(アンヴィ・ドゥ・ヴォレ、6~8人分43ユーロ)
マロンクリームが入っています。
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フランスで「マロン」と来ると、まず間違いなく恐ろしいまでに甘いのですが、
さすが天才ショコラティエ、そんなことはなく、ベースのチョコレートと調和する味わいに仕上がっていました。

写真がいまひとつで申し訳ないのですが、カラフルなストライプのこちらは
Envie d'être ailleurs(アンヴィ・デットル・アイユール、6~8人分43ユーロ)
ショコラオレのムース、パッション+バナナのクリーム、トロピカルフルーツのジェリーが層になっています。
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てっぺんの椰子の木はビスケットなんですよ。

今年のエヴァンさんは『スーパーリアリズム』がキーワードのようでした。
芸術的なチョコレートの彫刻は、ショコラティエの重要な仕事のひとつです。
『本質にかえる』、そんな心が今の彼の仕事の奥深くにうかがえました。

さて、ショコラバーでいただけるショコラショーもいただきました。
3種類あり、フランボワーズ、抹茶、そしてなんと牡蠣!!オイスターです。
これはないでしょう、と思いながらも、牡蠣フレーバーのショコラショーを注文。
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運ばれる先から海の香りが充満です。
スプーンでクリームをかき混ぜ、まずそのスプーンを舐めてみると……恐ろしいまでのヨードの風味!
飲めるかな?と不安に思いつつ、カップを口に当て(終始すごいにおい)一口いただくと
意外にもすんなり受け入れることができました。
しかしこれは果たして一般的になるでしょうか…… かなり疑問です。
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↑ 私が試食したテーブルです。
ビュッシュ・ドゥ・ノエルが3種類、サーブされています。

「それにしてもどうして牡蠣なんですか?」とエヴァンさんに質問したところ

「牡蠣には精力を増す成分がたっぷりで、チョコレートもそう。
これを飲めばかならず最強の恋愛ができますよ(ニッコリ)」


とのお返事。おちゃめです!!(やっぱりフランスは愛の国なのね……)

そのほかの新作の試食は、はこちらの窓辺でサーブされました。
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誰もが一度は夢見るであろう、マカロンのピラミッド、
こんな台があれば、その後も使い回しができますね……(私、けちかな?)
60個入り、98ユーロ。
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マカロンのピラミッドを見て、テンションの上がらない人はいないのでは。

ショップのウインドーもこのとおりです。
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Jean-Paul Hevin
231 Rue Saint-Honoré
75001 Paris
tel. 01 55 35 35 96

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以上、エヴァンさんご本人ともお話しし、試食もたっぷりさせていただいた
お披露目会でした。

追加情報として、このマカロンボックスはお土産の一部です。
今までジャン=ポール・エヴァンのマカロンはすべてショコラベースだったのですが、
新しくリニューアルし、アーモンドペーストベースのものが加わっていました。
もっちりして「マカロン!!」という感じです。

もうひとつ追加情報。
この日の翌日、エヴァンさんは日本に旅立つとのことでした。
何でも銀座三越1階にサロン・ド・テがオープンするとか。確認せねば。

さらに追加!
抹茶入りショコラショーのお抹茶は、京都の一保堂のものでした!!
by societebonne | 2010-09-08 16:25 | パリの最新情報
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