東京のかとう殿、
高級食材を産むなぞの魚、答えを探してくれました? 正解は「チョウザメ」。 そうです、キャヴィアの生みの親ですね。 ![]() かなりグロテスクな容貌…… 2010年9月23日、魚介類の専門店プリュニエで、キャヴィアの試食会が開催されました。 凱旋門近く、お向かいにはパトリック・ロジェのショップもあります。 ![]() レストランの扉を開けるとすぐにオイスターバーがあり、 プロのおじさんたちが馴れた手つきで牡蠣をあけています。 あけたての牡蠣に、キャヴィアとフレッシュクリームをひとさじずつ添えて…… ![]() この黒い塊 ↑ がキャヴィアです。 すっごい分量、そして見事なツヤ! ヨード+ぬめりとコク、おいしくないわけがありません。 (ああっ!今年も牡蠣の季節がやってきました!!) ![]() この日は4種類あるプリュニエキャヴィアの中から、一番よく出るという「トラディション」をつかった料理が、 約20品ほど振舞われました。 次々にサーブされます。 ![]() 生牡蠣のシャンパンジュレとキャヴィア添え。 シャンパンのジュレが本当にシャンパンらしく、独特の苦味がきわだっています。 さっぱり系の一品。 ![]() 美しいマザーシェルにサーブされたこちら ↓ は、蒸したひらめのキャヴィア添え。 こういうサーブの仕方にも、わくわくさせられますよね。 ![]() ブイヨンのゼリー寄せ仕立てになっていますね。 こちらもわりとさっぱり目。 ![]() キャヴィアはやっぱりぬめりとコクが命よねえ、などと仲間たちと話をしていて、 これはいいぞ!と票を投じたのがこの、フレンチフライにのせた一品です。 ![]() むかーし、「ロシア人から伝授されたキャヴィアの食べ方」というのを フランス人の友達に教えてもらったことがあります。 ゆでたじゃがいもをスライスして皿に並べ、バターを落とし、キャヴィアを散らす、というもの。 豪快ですが本当においしかった。 ほっくりおじゃがとキャヴィアは相性抜群です。 あったかいものとあわせると、キャヴィアのコクもきわだつ。 会のスタートには、このようにヴェリーヌ(グラスでサーブされる小さな料理)もありました。 ![]() こちらはなすのキャヴィア+本物キャヴィア。 グリルしたなすの香りが香ばしかった! チョウザメの養殖をしているのがこの方、ローラン・サボーさん。 向こうに見える白いコックコートを着ているのが、プリュニエのシェフ、エリック・コワズルさん。 そして、サボーさんと熱心に語り合っている女性は、私の尊敬するC・Sさんでは!! ……いつお目にかかってもかっこいいわー…… ![]() チョウザメの養殖で知られるフランス、アキテーヌ地方。 1920年頃にはメゾン・プリュニエが最初の養殖を行っていたようです。 1匹のチョウザメからキャヴィアを取るまでには、なんと7,8年もの歳月が必要、つまり 辛抱強さなくしては成り立たない仕事です。 サボーさんは何度か眠れぬ夜を過ごしたそうですが(たくさん投資しても、すぐに収入には結びつかない) 1997年プリュニエとパートナーシップが結ばれ、 現在はプリュニエのキャヴィアの100パーセントを、彼が養殖しているとのことでした。 ![]() 「キャヴィアのことはよく知っているけれど、今日のようにいろいろな料理になるのを見るのは 発見だし、楽しいね」 とサボーさん。 この日は終始ご機嫌でした。 うに、オマールのタルタル、スモークサーモン、そしてキャヴィア。 ![]() うまみ成分いっぱいで、あたたかいご飯にかけて食べられないのがもったいなかった!! (日本人な私!!) ところでこのときにいただいたジャン=ポール・エヴァンさんの「牡蠣のショコラショー」は、 プリュニエの牡蠣を使っていたのですよ。 今回ご紹介した料理は、プリュニエのレストランでいただくことができます。 (大晦日限定メニュー 195ユーロ) ちなみに今年、プリュニエはこの「キャヴィア トラディション」の値段を 40パーセント引き下げて販売するとのこと! 125g入り1缶185ユーロ。 ううむ、やっぱり特別な機会にいただく食材ですね。 restaurant PRUNIER 16, avenue Victore Hugo 75016 Paris Tel. 01 44 17 35 85 オフィシャルHP ■
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by societebonne
| 2010-10-01 00:38
| フランスのレストラン・カフェ
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